【新型コロナウイルスのリアル】派遣社員、3人子持ち主婦の場合【時短で収入3割減】

現在、2020年3月8日。

昨日時点の新型コロナウイルスの感染者は日本で420人、死者6人、世界では感染者97,147人、死者3,368人。

日本では3月2日から公立の小中学校・高校が休校になり、保健所を通さない検査が可能になり、中国韓国からの入国が実質不可能になり、来週には緊急事態宣言が出るかどうか、という状況です。

そんななか、小学高学年、低学年、保育園児の3人の子どもを育てる派遣社員(兼フリーライター)の私。

兼業派遣社員になったいきさつはこちら

フリーライターの仕事に疲れ果て、安定収入を求めてフルタイム派遣社員として働いている兼業主婦に、新型コロナウイルスが与える影響はどのようなものか? 現時点までのリアルなところをまとめてみました。

派遣先が全員テレワークに。派遣社員の自分はどうなる?

2月27日、派遣先の部署に「3月から全員、毎日テレワーク」という号令がかかりました。

おお。

テレワークをすることができない非正規雇用の自分。3月の収入激減くるか!?(しかし、休める!!)と思ったのですが…

テレワークの適用枠が拡大され、派遣社員も対象に。PCも貸与

派遣先には、「テレワークは週3日まで」「テレワークは正社員に限る」という社内規定がありました。しかし、今回はこれが撤廃され、テレワークの適用枠が拡大されたのでした。

私のような派遣社員も毎日、テレワークすることが可能になりました。テレワークに使うPCも貸与されました。さすが大企業。

勤怠は自己申告。派遣元にも確認してテレワークスタート

私はテレワーク用勤怠システムは使えないので、開始と終了をメールで宣言します。完全なる自己申告です。

もちろん、社畜経験の長い私は高い職業倫理を持っており、テレワークの勤務時間を誤魔化したりなどしません!

ま、どう思われているかは知りませんが…(信用されているといいな)

ちなみにテレワーク開始前に派遣元に連絡を入れました。派遣元から「テレワークをするにあたっての規約」(光熱費は自分もち等)が送付されてきて、それを了承するかたちで正式にテレワークできることになりました。

派遣先・派遣元で規定、システム、仕組みをクリアした私。しかし、さらなる障害が…

それはもちろん…

小学校が休校。テレワークはできても、時短勤務に

我が家の長女は小学4年生。長男は小学2年生。で、私たちが住む自治体では、学童は3年生までなんです。

昨年の春、姉は学童を卒業して家にいるし、一時的に無職状態になった母も家にいるしで、弟も学童をやめてしまったのです。

昨年の夏から私がフルタイムの外勤になってからも鍵っ子でやってきた姉弟は、今回の休校により自宅で待機することになりました。

自宅リビングで小学生2人と顔を付き合わせて仕事

子どもたちは、まー、うるさい。ダラダラしてる。すぐ喧嘩する。

勉強したらしたで姿勢が悪い。鉛筆の持ち方がおかしい。椅子の後ろ脚を浮かせて座る。

昼食とオヤツもあるし。まー、とにかくうるさい(2度目)。

子どもを管理しつつ仕事をすることがこれほどの苦行だとは…

そもそもの仕事量が少ない派遣社員。自分でどこまで調整できるか

もともと、派遣先での仕事量は拘束時間の半分程度でした。残り半分は、イレギュラーで入る仕事のための待機時間。

待機時間には情報収集やプログラム試作などをしていました。(余裕あるなー)。

そういうわけで、他の社員からの交流がないテレワークの状態では、仕事量が増えないわけです。

なので、やることがなくなったらテレワークを切り上げてしまいます。小学生2人の相手をしながらで、時間が余っているわけでもないし…

もちろん、8時間働く権利はあると思うんです。働ける状態の派遣社員に、派遣先の人間が「働くな」というのは多分違法。テレワークで8時間自分で業務を設定して働くことは可能だけど、私の現状だとできない、ということです。

末っ子は保育園に通っているが…

さらに、うちには保育園児の末っ子がいます。0歳から2歳までの小規模保育園に通っており、この春、卒園です。3年間通った園での最後の1カ月。

うちの子の園では、担任を持っているフルタイムの先生たちは皆独身で、休校で勤務できなくなったという話はまだありません。(出産と同時に辞めざるを得ない、という別の問題の匂いはするけど…)

一方で、勤務できる保育士が減って現場がまわらないことを理由に、登園の自粛を求める自治体も出てきています。

まずは育休中で親が家にいる子が対象にあがると思いますが、その次に私のように自宅勤務している親の子も対象になるのでは…

3歳児含む3人の子どもを家で保育しながら仕事? 不可能じゃないけど… 必要とあらばそうする覚悟はありますが、さらなる時短は避けられないでしょう。

結論:収入は月2〜3割減、今後の雇い止めが心配

1週目終了時点で、勤務時間は6割。時給で働く派遣社員ですから、収入も6割。

月の後半で通常勤務に戻ったとしても、月収は2割から3割減るでしょう。このままだと4割から5割減かも。

さらに、景気悪化による雇い止めが心配になります。私の契約は6月まで。あまり重要な仕事をしていないので、その後は厳しいかもな〜、と思っています。

まあ、そうなったら収入アップを目指して職探しの旅に出るまでだけどな!

もっと深刻な状況にある非正規社員がいる

ここまで私の状況を書いてきましたが、非常に恵まれていると思っています。派遣なのにテレワークできてるし、末っ子を保育園に預けられているし。

時短勤務で収入は減るけど、自分で選んでいる部分が大きいし。何より夫の収入に頼ることができるし。

一方で、テレワークできずに収入ゼロになったり、強制的な時短勤務で収入減になったり、ひどい場合は雇い止めになったりして、生活に打撃を受けている非正規社員がたくさんいると思います。

政府のいう「休業に伴う収入減の補填」で、どの程度救済されるのか? 漏れるパターンがいくらでも思いつく…

早い収束を望むとともに、非常時に弱者から倒れる社会にならないように考えなければ、と思いました。

とりあえず自分のできることをがんばります。

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