【中学受験】兄姉の受験、下の子のケア問題② 5歳妹は習い事で解決? 小1の壁も回避へ(祈)

小6娘、受験学年の秋もたけなわです。親も精神力を試されています…

が、娘のことは置いておいて

前回の「ところで弟どうする問題」に続いて、「妹どうする問題」について書いていきたいとます。

小6の姉、小4の兄がともに中学受験に挑んでおり、毎日がてんてこ舞いの我が家。ほったらかしがちになる5歳の妹をどうケアしていくか、というお話です。

末っ子とは、親の罪悪感からチヤホヤされて育つ存在

まず、ウチの末っ子の性格ですが、ひと言でいうと「」です。ディズニーによる教育で、プリンセスにもいろんなタイプがいるって知ってますけど、だとすれば「面倒くさいタイプの姫」です。

ご飯どきに、自分の席にちょこんと座り、手を膝においたまま「どうやって食べたらいいか分からな~い」とにこやかに言う末っ子。末っ子の箸が用意されていませんでした。

「箸がないからください」って言え(怒)と叱りましたが、似たような言い回しを色んな場面でやってくれます。おかわりしたけど少ししか入れてもらえなかったときは、食べ終わってだいぶたってから「もっとおかわりほしかった(哀)」とか。それなら「もっとください」と言えや。

「やってもらうのが当たり前」だから、こういう婉曲表現になるのかもしれない、と思ってます。要求はストレートに言うように教えていますが、家の中で暇なとき「誰が末っ子ちゃんと遊ぶの?」とかよく言ってます。姫です。

このようにウチの末っ子は甘え方に問題がある気がしますが、大抵の末っ子は甘え上手で愛され上手、なのではないでしょうか。

私は3人兄弟の真ん中で、末っ子である自分の弟がチヤホヤされることに嫉妬しながら育ちました。しかも甘え上手だから、友達にも人気がありやがる(妬)と。

しかし。3人の子供を育ててみて分かりました。断言します。

末っ子がチヤホヤされるのは、「ほったらかしちゃってごめんね」という罪悪感を親が末っ子に抱いているからだ、と。きっとそう。うん、絶対にそう。

(中間子は、ほったらかしていることすら気づかれてない説あるけど、それはまた別問題で)

「放置するかも」という不安から、息子の塾通いと同時にバレエを始める

昨年、中学受験に挑戦する長女の一方で、新型コロナによる休校をいいことに遊び狂う息子が心配になり、息子も塾通いさせることにしました。

これから息子の塾の勉強に手がかかるようになる分、末っ子を(ますます)放置することになるだろう。

そうだ!

4歳になった末っ子に何か習い事をさせれば、強制的に手をかけることになるんじゃない?

ということで、今後ほったらかすかもしれない、という不安から、末っ子をバレエ教室に行かせることにしたのでした。

バレエを選んだのは、体を動かす系の習い事がよかったから。そして、可愛ければなんでもいいと思ってたから。

しかも、入門することになった近所のバレエ教室では、コロナ禍で親は教室内に入れず、着替えは先生が補助してくれるという状況でした。

ら、楽~!!

家でレオタードを着せて教室に連れていけば、1時間+帰りの着替えの時間、末っ子と完全分離。…平日は保育園に行かせて存分に分離しているわけですが。それでも土日にできるフリータイムは新鮮でした。

上の子の塾通いで、下の子と過ごす時間は逆に増える

こうして娘が週4~5、息子が週2で塾通いする生活が始まりました。

始まってみると… 娘と息子がいない時間、つまり末っ子が親を独占する時間が増えました。

平日は週2で、兄も姉もおらず、夕飯を親と末っ子で食べる。土曜日午後と日曜日は丸1日、娘は特訓。息子もサッカーに行っちゃうので、親と末っ子で公園やら買い物やら行きたい放題。

娘と息子のテストや学校説明会が被ってしまうと、祖父母を召喚せざるを得なくなったりしますが、そんなに頻繁ではありません。

それでも罪悪感からは逃れられない…!

問題は、娘、息子が家にいるときです。

息子は塾から公式に勉強を横でみるように言われている状態だし、娘とは喧嘩するし。喧嘩しなくても過去問の管理やなんやでかかり切りになりがちだし。

向こうの部屋行っててね。動画見てていいから」とiPadを持たせて末っ子を別部屋に追いやる。動画見せすぎかな、というときは「絵本読んでてね」と追いやる。

「誰が末っ子ちゃんと遊ぶの?」などという発言をかます末っ子姫に対して、この仕打ち

末っ子の自己肯定感とやらはどうなっているのか…カンガエタクナイ…と思考停止するレベルの不安と罪悪感を抱いています。

もっとも面倒くさい部類の習い事、ピアノを始めました

それで、また習い事です。大体1年サイクルで、不安で居ても立ってもいられなくなり、習い事を検討するということでしょう。

今回は、ピアノです。

ウチには電子じゃない、アップライトピアノがあります。娘は幼稚園前から音楽教室に通い、今年の前半まではピアノをやっていました。息子も今年の前半までやっていました。一応。

上2人のあまりに不真面目な練習っぷりに、ピアノはどんどん私の意識の片隅に追いやられていきました。2人が受験を理由にレッスンをやめてからは、もはや意識の外へ。「あの部屋狭いけど、なんでだろ?」みたいな。

使うことのない、バカでかい家具以下の何か。(ピアノ…本当にごめん)

そんなある日、子守りに来てくれた私の母(末っ子の祖母)から言われました。

末っ子ちゃん、今度ピアノ習うと言ってたけど?

それ以来、母と話すたびに「早くピアノ習わせてあげて」と言われるようになりました。末っ子は祖母の前で、とても楽しそうにピアノを弾き語りしていたそうです。

そういえば、怒られて悲しいとき末っ子は「怒らないで~♪」とかってピアノを叩きながら歌っていたことがありました。いや、わりと頻繁に歌ってたかも。

習いたい、ではなく、習う。こう言い切るところに末っ子みを感じるわ、と思ったけど、バレエを習い始めるときに「次はピアノかね~(嫌)」と言ってたかも。それをしっかり末っ子が覚えているのかも。

そう考えると末っ子が不憫になってきましたが、それでもやっぱり、ピアノはもっとも面倒くさい部類の習い事ですよ。

小さいうちはレッスンに付き添わなきゃいけないし。毎日家で練習させなきゃいけないし。

でも。調べてみたら始めてしばらくは、30分のレッスン。

毎日塾の勉強に付き合い、月イチの組分けテストで半日潰れるより、全然軽くないか?

「向こうの部屋に行っててね」と言う代わりに、「ピアノの練習しててね」と言えるようになる。末っ子はピアノを弾けるようになり、親は「手をかけてる感」を得られる。

あと、体験行ってみてわかりました。ピアノなら、末っ子のことたくさん褒めてあげられそうです。

ドの場所を覚えた末っ子を、先生がめちゃくちゃに褒めてくれました。家でも再現した末っ子を、私もめちゃくちゃに褒めました。嬉しそうでした。

実は「小1の壁」がありませんように…という祈る気持ちでいっぱい

今、5歳の末っ子。

実は「小1の壁」を今から恐れています。言い方悪くなりますが、小学校入学のときに面倒くさいことになるんじゃないか、と。

保育園と学童の利便性の違いとか、物理的なことはまあいいんです。上2人でさんざん体験しているので。

気になるのは、子どもの心理的な負担とかそういう面。

末っ子、上2人みたいにあっけらかんとしてないんだもん! すぐクヨクヨするんだもん!

なんとか自己肯定感を高めて、安定した情緒で小学校に行ってほしい。そんな願いも込めての、習い事追加でありました。

勉強とかサッカーとかは置いておいて、とにかく甘えさせようという弟編とは真逆の結論になりましたが。朝夕のスキンシップをキープしつつ、末っ子には世界を広げつつ、自信をつけていってもらいたい。

親子ともどもがんばります!

Hokatsu
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