【中学受験】なぜ早稲アカに通っているのか?塾選びの原点【転塾検討中】

娘の受験本番を迎えていた1年前、今この状況は予想していませんでした。

この2月に新6年になった息子、このタイミングで転塾を検討しています。

その背景はこちら

【中学受験】今が最後のタイミング?転塾を検討し始めた話①【早稲アカ】│まわらないドットコム (mawaranai.com)

具体的な対応策を吟味する前に、ワンクッション置いて「なぜ今の校舎に通っているのか」まとめてみたいと思います。

そもそもなぜ、早稲アカに通っているのか

今の校舎を始めて訪れたのは、中1の娘が小3のときでした。

大手で、近いから

娘の中学受験を意識し始めて色々情報収集した結果、私は「難関校を目指すなら、大手4社(サピックス、四谷大塚、日能研、早稲田アカデミー)に通うべき」という論を採用することにしました。

このうち、我が家から近くて通いやすい距離にあるのは日能研と早稲アカでした。さらに調べると「日能研は子どもにやさしいけど合格率はイマイチ」「早稲アカは体育会系」

うん、早稲アカだな!

ウチの子は十分すぎるほどのびのびしているから、塾は締めてくれるところがいいと思ったのです。

早稲アカはテキストは四谷大塚準拠というのも、ポイント高でした。「大手のいいとこどりじゃん」っていう。

熱心な先生がいたから

娘が3年生の秋に全国統一模試を今の校舎で受けたのですが、この結果がかなりよくて、すぐに電話がかかってきました。学習相談の面談にいくと、そこには熱意ある主任の先生が。「とてもおできになるお子さんです。トップ校を目指しましょう!」と熱く勧誘してくれました。

結局この主任の先生には、受験終了までお世話になりました。校舎に電話すると、大体この先生が電話に出てくれて、熱心に話を聞いてくれたものです。キレ者校長や、いかにも中受エキスパートな学習の大黒柱的先生もいて、今思えば校舎の黄金時代を過ごしました。

子どもが集団授業に合っていた

娘は授業にギャンギャンに集中できます。しかも先生との雑談も楽しめるし、友だちともすぐ仲良くなれる。集団にフィットするタイプでした。

中学受験が終わってスマホをゲットしてからは、塾の友だちとどんどんつながって、中学入学後も情報交換しつつ、たまに集まって遊んでいます。もちろん娘を含め、みんな第1志望に合格したわけではないのですが、もう終わったら関係ない。努力・友情・勝利的な絆をこれからも大事にしてほしいと思います。

というわけで娘は、「こんなに勉強するの嫌」という点以外は、最高の中学受験生活を送ったと思います。

そんな娘の中学受験結果

【中学受験】これが令和の合格発表!娘の入試結果まとめ【泣き笑い】│まわらないドットコム (mawaranai.com)

一方、息子は…

授業に集中できない。まずこれが最大の問題です。ノートも相変わらずとれないし。

それから、上に挙げた熱心な先生は全員、校舎を去ってしまいました。さらに息子は最上位クラスにいないせいなのか、先生からの覚えもイマイチ。というか、全然かまわれていない気がする。多分、気のせいじゃない。

そして、友だち。すぐ友だちができるのは息子も同じなのですが、内容が違う。授業中に悪ノリして騒いだり、塾帰りに寄り道したり、親にだまって塾休みの日に集まったり(学区外だから本当はダメ)。

通塾における娘の友だち付き合いが「語り合い・支え合い」なら、息子の場合は「パリピ」。他に言い表せる語彙がありません。今度小1になる末っ子には「友だち付き合いはノリ」って教えてました。マジメ成分が少なすぎるんだよ、息子。

ということで、現状の問題をまとめると「早稲アカは、娘には合ってたけど、息子には合ってないかも」っていうことになります。

ウチの子の問題です。早稲アカ悪くない。でも1つだけ、早稲アカにも致命的な問題点があるのです。

早稲アカのアカンところ

今さらなんですけど。

中学受験の小学部と、高校受験の中学部が混在している

これ。

校舎によるのかもしれませんが、早稲アカは小さい校舎をたくさんつくる戦略をとっているので、一部の大規模校を除けば、講師が中学受験と高校受験を兼任していると思います。

結果、リソースが絶望的に足りない要の先生たちが、どんどん倒れて校舎からいなくなる

教室も足りない。前の記事にも書いたけど、空き教室がないから自習室がないとな。

あと、やっぱり中学受験に求められることと、高校受験に求められることは違うよ。そりゃ兼任できるだろうって思うけど、講師はやっぱりエキスパートであってほしいよ。

ウチの子が通う校舎は、高校受験にシフトしてきた

娘が通っていた「黄金期」は、主任も校長もNNトップクラスの講師で、大黒柱先生は実は中学部の主任をしていたけれど、中学受験の問題大好き!というオーラがあふれる先生でした。

そこから校長が交代になり、来た先生は高校受験のエキスパート。もちろん小学生を教えても分かりやすくてすごいんだけど。

この人事の背景には「今後この校舎は高校受験に力を入れていく」っていう戦略があるよね。薄々気づいてだけど、その結果、小学部がここまでヤバイ雰囲気になるとは思わなかった。

公立中が強い地域は要注意

ウチは郊外なので、都内に比べて中学受験率がさほど高くありません。公立中学は、私が通っていた30年前と比べても、悪くなっているという話は聞かず、学級崩壊とか校内暴力とかはもちろん、学力低下っていうこともないみたいです。

そんな地域なら、高校受験市場の拡大に打って出ないほうが間違ってる

中学受験専門塾

それで、他の大手の3社はというと。サピックスには中学部があるけど、四谷大塚と日能研は中学受験専門の塾ですね。サピックスも中学部と小学部は完全に分かれてると思う。

ああ…そこ大事だったのか…?

多分、娘はどこの塾に行っても結果はさほど変わらなかったと思うんです。

でも、息子みたいな子は、どこでもいいわけじゃないのかなと。

むしろ今気づけてよかった…?

続きます。

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