アニメ「僕のヒーローアカデミア」に、レディ・ナガンが登場しました。
最高に熱い!
今年はヒロアカでワッショイしていくという話
【ジャンプ】熱い最終回に乗っかりたい!2023年をヒロアカに全部賭ける話│まわらないドットコム (mawaranai.com)
というわけで、子供と楽しむコンテンツシリーズです。
ヒロアカを娘と同じ熱さで楽しむ
ヒロアカにおいて私は、過去のアニメを見直したうえで、昨夏から週刊少年ジャンプで連載を読んでいます。ただ、アニメと連載のあいだには、コミック4~5巻分のラグがあります。そこで娘の指導のもと、週刊連載を読み始める前にコミック33~36巻を電子で購入して読みました。
ところが1月下旬、ジャンプを読んだ娘が真剣な顔で「今週のヒロアカは、コミック32巻を読んでからのほうがいいよ!」とアドバイスしてきたのです。
「分かった…!!」
そして速攻で32巻を購入して読みました。で、そのあと週刊連載を読んで「アドバイスしてくれて、本当にありがとう」と娘に感謝しましたよね。
子供と一緒に真剣にコンテンツを楽しむために
こういう私たち母子を見て、夫はよく「一緒に楽しめていいね」と言います。他意はないのでしょうが、「オレには無理だけど」っていう冷笑が隠れている気がする。え、被害妄想?
一応、言っておきますけど。
当然ながら、私もまったく素の状態でジャンプを楽しんでいるわけじゃないんですよ。自分のオトナ成分をかなぐり捨てて、コンテンツと対峙しているのですよ。
「火垂るの墓」と「進撃の巨人」が教えてくれたこと
娘がまだ小さいころは、子供たちが寝た後にテレビやビデオを観る余裕があったんですよね。
で、あるとき、金曜ロードショーで「火垂るの墓」を観ました。「4歳と14歳で、生きようと思った」というあの名作ジブリ映画です。「放送禁止になっている」という都市伝説もあるようですが、定期的に金ローでやってるみたいです。このとき観たのは多分、2013年の放送だと思います。
遊び盛りの大学生や働き盛りの20代が観る映画でもなく、私が観たのは多分、中高生以来でした。
結果、号泣。
母になったからこその気づきがある
だけど、意外だったのは、節子のことより何より、清太が哀れで泣けたことでした。十代のときには「清太、もうちょいたくましく生きろや」と怒りを感じていたのに、子供を生んでから観たら「清太も、ほんの子供やないの」と、オンオン泣いた、と。
自分の中にも母性が育ったんだなと気づき、自分の変化が作品の受け取り方を変えることをこのとき実感しました。
だけど。
いやちょっと待て。この感性で大丈夫なのか自分? っていう疑問も沸いたんですよね。
まっさらになってこその面白さがある
ちょうど同じ頃、「進撃の巨人」がアニメで始まったんですよね。
今でこそ私は、子供たちとガンガンにアニメを観ていますが、その頃はアニメ自体が久しぶりでした。
いやもう面白い。立体起動装置で移動するってところだけでも、最高。「うおお、面白れえええ!」って。頭空っぽになりました。
進撃の巨人には、国家権力と国民、民族、家族、かなり根源的な人間の葛藤が描かれていて、結構考えさせられる作品ですが、初期はそれほどでもなかったんです。多分。
とにかく当時、久しぶりにアニメに触れた私に、世界観とか展開の意外さとか、アニメの動きとか、かっこいいセリフ回しとかを「まっさらになって楽しむこと」を教えてくれた作品です。
ちなみに進撃、せっかくアニメから入った作品だから、最終回までアニメで観たいと思って、ネタバレも見ないようにしてずっと待ってました。この3月から完結編が放送開始とのことで、楽しみです。
東京リベンジャーズでは危なかった
なんで突然、少年漫画と母性、とか言い始めたかというと。
最近、東京リベンジャーズのアニメの放送が始まって観ているのですが、この東リベが私の母性を刺激してくるからなんです。
基本、中学生の登場人物たちが必死にがんばっているのを見ると… 特に、聖夜決戦編は兄妹弟の話だから… 「子供たちよ…!抱」ってなりそうなところをギリギリで修正しています。
しかも東リベは、タイムリープ以外は生身の人間のガチのぶつかり合いだから、何かといっちゃ技を繰り出すジャンプ漫画とは違うんだよ。やっぱりマガジンだよ。進撃の巨人は別冊マガジンだよ。
「THE FIRST SLAM DUNK」は別枠
ちなみにですが、「少年漫画も、読者とともに大人になる」ってことを見せてくれたのが、スラムダンクですよね。
ただ、私が昨年末に夫と映画を観に行ったたときには、ボロボロ泣きながらも「花道、主役じゃないじゃん」と不満でした。少年漫画のヒーローは、どこまでもヒーローであるべき、と思っているので。あと、前知識なしで行ったので映画の後に「リョータに兄妹いたの知ってた?」などと、真面目に夫に聞いたりしました。(映画で初出なんだから知るわけない)
でも、スラムダンクは少年漫画の枠にとどまろうなんてしていなかったわけです。スラムダンクの世界をベースに、新しい物語、新しいアニメーションをつくってみせてくれたのでした。
「あ、母性全開で観てもいいやつだったか?」と、帰ってきてから気が付きました。
その結果、映画公開中にもう1回、娘を誘って観に行こうかと考えてます。次は母性全開で…
でもちょっと待て。冷静になれ。
やっぱり、スポーツに母ちゃんいらないでしょ。
母性ナシでいきます!