【中学受験】6年秋、冬期講習&正月特訓の申込書を破り捨てた話【親子バトル】

私は派遣社員と、副業でフリーライターをしています。そして小6娘、小4息子、年中娘の3人を育てており、上ふたりは中学受験しています。(サラリーマンの夫もいます)

忙しすぎる…!

しかし、10月に入って副業の仕事が止まって時間ができました。仕事もう来ないかもしれない…という不安は脇へ置き、「これからは小6の娘を全力でサポートしよう」と決意しました。

その矢先の出来事でした。

「娘に優しくしたい」ということで小4のときのがんばりをまとめたのは、この事件があったからです…

平日、朝7時のこと。何が起こったのか

朝6時半、勉強部屋に小6娘がドスドス入っていきました。パパに起こされて怒るという、最近よくある現象です。反抗期がパパにだけ発動中で、私が割って入らないと面倒になるのですぐに行きました。

「パパが急に電気付けた」「もう大体起きてたのにいい加減起きろと言われた」とか。ただの逆ギレなのですが、こちらも怒るとややこしくなるので、はいはいと聞きながら、机にあった『上位校への算数 Practice』という毎日書き込んでやるタイプの塾のワークテキストをパラパラッとしました。

うっ。

白い。

1週間に2,3ページ、何にもやってないページがある。やっているページも空欄が目立つ。そして2週間分くらい、まったく丸付けされていない。

しかもこれ、デジャブです。

「この前、塾の宿題はちゃんとやろう、問題を解いたらすぐに丸付けしようと約束したよね?」

9月に一度バトルになり、「朝起きる」「宿題はやる」「復習、解き直しをなるべくやる」という約束をしていました。

だって時間ないじゃん!あーだこーだと言い訳する娘。まともに聞くのも腹が立つので、娘の机に積みあがった紙類を軽く整理しながら聞いていました。すると…

土曜特訓でやる演習問題。

回答は9割埋まっているけど、大問1の最初の3問しか丸付けされていない。土曜特訓は、その場で演習問題をやって、答え合わせして解説を聞く、という内容。持ち帰る宿題はないと聞いている。だから、やりかけの演習問題があることがおかしい。

「これ、第〇回土曜特訓って書いてあるけど…なんで丸付けされてないの? 答え合わせ、授業内でやるんでしょ? ってことは…」

授業をまともに受けていないんじゃないの?!

わからない、覚えていない、と、しどろもどろになる娘。後から考えたら、9月の緊急事態宣言中のZoom授業で途中からサボってたのだと思い当たりましたが、このときは、対面の授業を放棄しているのかと思いました。

娘の塾用リュックの中、点検開始。他にもサボりの兆候がないか調べようとしました。「親を騙して」「そんなに勉強嫌いなの」とか、自分で自分をエスカレートさせる言葉を吐きながら…

そして、そこで見つけてしまったのが冬期講習&正月特訓のお知らせと、娘用の申し込み用紙でした。そして、大量の白いプリント。娘は先生が「できればやっておいて」という宿題はやりません。わかっていることだけれど、このときは火に注ぐ油になりました。

説教タイムの果てに…「お金かかってるんだよ!」

ここからはスーパーお説教タイムです。

「できれば」じゃない宿題もやってない。土曜特訓をさぼってた。模試の直しもやってない。丸付けもやってない。朝ちゃんと起きない。全部、2週間前くらいに約束したことなのに守ってない。

指摘するたびに、どんどん高まり、いつものセリフが出ます。

「タダじゃないんだよ、お金かかってるんだよ!

お金のことを子供に話したくない家庭もあると思いますが、我が家は言います。「夏期講習代、家族で沖縄旅行に行けるくらいかかってるよ」とかそんな感じで言ってます。

しかも、我が家の家計では、ちょうど私の給与が塾代と学資に当てられる感じでやってます。

この数カ月、副業をがんばったおかげで少し潤ったものの。秋から追加した土曜特訓でまたけっこうな額が出ていく…。これから冬期講習も正月特訓があって、その先に受験料ラッシュと入学金、寄付金、授業料…。

自宅学習がちゃんとできる子なら必要ない、土曜特訓

土曜特訓。

小6娘は、週3回の塾に加えて4月からNN日曜特訓に通い始めました。そしてさらに、9月から、土曜日も1日中塾で勉強するというNN土曜特訓を追加しました。

この土曜特訓、本当は午前中だけとか、午後だけとか、科目数を調整して受講できます。苦手な算数だけ通って、後は自宅学習とか。

しかし。うちの娘は「きっちり自宅学習させるのは無理」と親が身に染みて分かっているので…

土曜日に家でゴロゴロする娘とバトルするのは嫌だ…

そんな消極的理由で受講しているのです。そして、その土曜特訓をおさぼりする娘。

「もう、JG受けないでいいよ!土日特訓もやめて、冬期講習も正月特訓も行かなくていいーっ!

怒りが最高潮に達してしまい、冬期講習&正月特訓のお知らせと申し込み用紙をビリッビリに破って捨てました。

ものに当たるな、などともう子供に注意できません… 早稲アカの事務の方にも申し訳ない… でもこのときは、本気で受験をやめてほしいと思って。

その日の放課後の話し合い

上までの流れ、平日の朝の話です。登校の時間になって、親子喧嘩はお開き。こんな親に見送られて、普通に学校に行ける娘をむしろ褒めてやるべきかもしれません。

娘が学校に行っている間、夫と娘のどういうところを改善してほしいのか、態度次第でどうするか、話し合いました。結局、「親が思う最低限のがんばり」を見せてもらいたいのだ、私たちの思う最低限のがんばりとは、「朝起きる」「宿題はやる」「復習、解き直しをなるべくやる」ということだと(そんなにハードル高くないよね?)。そこを娘に伝えて意見を聞くことになりました。

放課後、帰るなり「今朝はごめんなさい」と。朝起きない件で喧嘩になったときは、このパターンで許されてきました。が、今回は簡単に許さないよ!

反省の色を見せる娘に、「受験をやめてもらってもいい」と切り出すと、娘は「今回はそこまで悪いことしていないのでは?」と反応しました。

たしかに。

Zoom受講中にミュートで動画見たり、夜中に動画見たりしてたり。もっと悪いこと、してたかもね。でも、9月に約束していたことを全部破ったんだよ、と告げると、娘も神妙になり涙も見せました。

「結果を求めてるんじゃない、がんばりを見せてほしい」と話し、約束を改めてして、がんばるためのスモールステップとして、10月の合不合判定テストの目標点を決めました。

そして、これからの1週間、約束を守れなかったら、JG受験はやめてもいい、と…。

1週間後の今日

娘、朝は自分から起きるようになりました! やっとわかってくれた?

宿題は…完璧にとはいかないけれど、週の半ばに校長先生から電話があり「NNの宿題だけもちゃんとやるように」とのことだったので、多少大目にみることにしました。(もともと最低限の宿題にしぼってる娘なので、そのくらいちゃんとやれという方針は変えないけど)

そもそも休日もなく、がんばってるんだよね。土曜特訓の見直しも検討しましたが、娘が「楽しいしこのままでいい」というので土日も継続です。

JG受験に突っ込むしかない。

もうバトルはこれで打ち止めにします(誓)。

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