【中学受験】小4男子の志望校選び① 経験者が語る、厳しい校風とは?

中学受験に挑む小4息子の学校選びが佳境に入ってきました。

今年の春夏はコロナで説明会が延期されたり、開催されても6年もしくは5年以上限定だったりして、4年生はお呼びじゃありませんでした。

小4志望校選びの本番は秋だったんですね。小4秋のうちに色々見て、小5秋には文化祭巡りをして本格的に決める。こんなスケジュールでいきたいと思います。

↓ちなみに小6娘の場合は、コロナで一度も文化祭に行けませんでした。

【中学受験】志望校の決め方、タイムスケジュール①〜小3、小4:女子校進学校の場合│まわらないドットコム (mawaranai.com)

ところで、自由でのびのびした学校、管理型で厳しい学校、ってよく言いますよね。その違いは何なのか。特に私は公立育ちなので(中学は押さえつけ、高校は放任)、私立中の厳しさがよくわかりません。

そこで、スパルタで名高い中高一貫男子校出身の夫に話を聞いて、「厳しい学校の特色」をまとめてみました。

実際に行ってみた、”スパルタ”男子校

今年の夏に小4息子と一緒に、夫の出身校であるいわゆる”スパルタ”男子校の説明会&見学会に行きました。

夫から色々聞いているので思いっきり先入観がありますが、そこから読み取った情報はこんな感じでした。

  • 説明されていた先生の語り口が熱く、30分の説明会の半分は教育の基本思想だった
  • 説明会ではっきりと「文武両道」「剣道柔道が必修」と言っていた
  • 教室に入ったところに傘立てみたいに、竹刀立てが置いてあった
  • 剣道場の稽古を外の窓から見学することができた
  • 構内案内をしてくださった先生はとても柔和だった

男子校については、武道をどう押し出しているかで、厳しさがある程度測れる気がします。

厳しい学校の特色

ここからは厳しい学校の校則、学習の特色です。夫の話を元にしていますが、男女共通の厳しい学校あるあるだと思います。

校則編1ー校則が厳しい

  • 服装:学ランのホックを一番上まで留める。スカートの長さ。指定カバン、指定コート。指定の髪型。
  • 持ち物:学校に必要のないものを持って来ないこと。スマホももちろん持ち込み禁止。
  • 寄り道:禁止なのは当然、先生の巡回も頻繁。

とか。

ちなみに校則については、全体説明会ではあまり話題にならないので、個別質問会で確認したほうがよさそうです。

ただ、上記くらいの校則は、わりと私立ではありふれたものだと思います。

校則編2ー校則を破ったときの対応が厳しい

剛柔を分けるのは、ここだと思います。

  • 禁止されている持ち物を発見した場合は、基本的に没収(返却されない)
  • 2度ルール違反を犯した者は、親呼び出し(一発アウトもある)
  • ルール違反者には、反省文を書かせる(当然)
  • 停学処分、退学勧告もある(怖い)

ちなみに夫は、6年間一度も親を呼ばれなかったと自慢していました。

学習編1ー宿題が多い、しかも辛いやつ

これは自由な学校でも同じかも。と思うのですが、夫の話から察するに宿題の内容が「大量の問題演習」っぽいです。「夏休みに毎日やっても終わらない量の宿題」「しかも書き取りとか辛いやつ」と言っていました。

余談ですが、自由で名高い学校の説明会では「夏休みには必ず自由研究の宿題を出す」と言っていました。そして息子は「僕、自由研究あるところがいい~」などと言っていました。

学習編2ー小テストが多い

これも自由な学校でもあるかもですが。

小テストで基準点以下の生徒は補習。合格するまでテストを受けさせる。

など、テスト後の対応も厳しいのが厳しい学校です。

学習編3―テストの順位が下位まで貼り出される

夫の出身校では中1のはじめてのテストから毎回、全員、点数順に貼り出されたそうです。

これは平成前半の話で、令和の今はもう違う、と信じたい… けど変わってない気もする。

でも、テストの順位の発表があるか、というのはけっこう重要な分かれ目な気がします。自由を謳っている学校はまずこういうことをしません。

厳しい学校のいいところ

うちの小6娘の志望校は自由な校風の学校中心ですが、厳しい学校も受験します。

小4息子のほうは、自由な学校と厳しめな学校でまだ揺れています。説明会に行った夫の出身校も、親の私はすごくいいと思ったし…

というわけで、経験者の夫が推す、厳しい学校のいいところを挙げていきます。

生徒が団結する

学校が押さえつけてくるので、それに対抗する横の力、つまり生徒の連帯感が生まれる。

ぼくらvs学校

昭和から続く伝統的な図式ですね。

教師が理不尽じゃない

先生たちは「ルールは守れ」というスタンスで、ルール以上のことを求めたり、人格攻撃したりすることはなかったそうです。

ルールがちゃんとあるほうが、個人の裁量で決めつけることはないかもしれません。

振り返ってみれば、昭和の香りを残す公立中学校では「自分は〇〇は許せない」という教師の自分ルールでの断罪がまかり通っていました。しかもケースバイケースで、自分ルール揺れてました。

ビシッとた教育思想があって先生たちにも浸透している。だから、筋が通ってる=理不尽じゃない、ということでしょうかね。

逆に、厳しいのに思想もない、先生まかせ、という学校はよくなさそうです。

進学実績に反映される?

進学実績で学校を選ぶわけじゃない(キリッ)」と言いたいですけど、ウチはけっこう気にしています。上位国立大学の進学率、気にしたってウチの子にはそもそも関係ないかもしれないけど。いやでも関係あるかもしれないし。

厳しく学習指導してくれる学校は、塾いらず」「自由な学校は、受験は塾まかせ」とよく言われますね。

後者は真実です。私が経験者です。自由な学校では、本気で塾に行かないと大学受験対策ができません。

で、厳しい学校は本当に塾いらないのかな。実際に夫はほとんど通塾なしで受験してたらしい。小論文とかの添削は学校の先生がやってくれたと言ってました。

ちなみに娘のときに厳しめの学校に見学に行ったとき、生徒さんは塾に通っているか、という質問に対して、先生が「基本的に塾に通う必要はない、むしろその時間が物理的にないのではないか」とおっしゃってました。

そう考えると、塾のいらない厳しい学校はお得かも。でも、今時の大学受験にまったく塾がいらないなんて考えにくいし(夫は特殊)、どうせ塾に行くなら、自由な学校でいいかもしれない。この辺は好みと経済的な事情と各校の実情を天秤にかけて各自判断するしかないと思います。

ということで、厳しい学校の特色をまとめてみました。

正直、息子については今も、自由な学校と厳しめの学校で揺れています。

これからの息子の出来と、説明会や文化祭の印象で決めていくしかないかなと思っています。

学校選び男子編の始まりです…

がんばります!

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